読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

counseling times

カウンセリングタイムズ

おいしいごはんが、心を想いで満たしてくれる。

世界でいちばんのごはん

 

を食べて来ました。

あくまでも、これは僕の想いですが(笑)

 

 

f:id:c_times:20160922212840j:image

 

 

これはどこにでもあるカレーライスのように見えますが、

でも、このカレーは僕の10年間の青春でもありました。

 

僕はごはんが好きです。

 

当たり前のような話かもしれません。

でも、意外にもごはんに興味や頓着がない人も割と世の中にいるようです。

「お腹に溜まればそれでいい」

そんな感じで食事をしている方もいるかもしれません。

 

 

カウンセリングタイムズで、《カウンセリンググルメ》と称した記事を書き出した時に、

心の話とごはんの話、一緒のブログで書いていってよいものか結構悩みました。

 

でも、どうやら僕にとっては心とカラダ、そしてごはんは切っても切れない関係のようです。

 

 

冒頭に出て来たカレーライス、

 

このカレーは、地元の少しハイソな街の片隅にあるこじんまりとした日本料理屋で出されていたものです。

 

出会いは10年前、僕はまだ高校生でした。

といっても高校にはたまにしか行ってなくて、昼休み頃に行っては友達と休み時間にサッカーをして、なんとなく5、6時間目を受けて帰る。

そんな高校生活でした。

 

そんな状態を見かねた親父が、不器用なりにも僕とコミュニケーションを取るために連れていってくれるのが、このお店でした。

 

カウンター席に7人ほど、隅っこにテーブルが一つあって、

とても高校生はもちろん、若い人が来るような雰囲気のお店ではない店構えです。

 

 

お刺身や、あっさりとした揚げ出し豆腐

 

そんな大人な味をゆっくりと日本酒と共に味合うお店で、僕はいつもおにぎりやからあげ、ソーメン、そしてカレーライスを食べていました。

育ち盛りの若い僕には刺身やお豆腐よりも、腹に溜まるものが食べたかったワケです。

 

親父はその店につれて行くからといって、特別な話を僕とするわけでもなく、一緒にご飯を食べてました。

 

店主も昔ながらの職人さん気質で、一人だけ異様に若く異質な存在の僕に何か話しかけるワケでもなく、いつもご飯を作ってくれてました。

 

今思えば、そんな日本料理のお店にからあげやカレーライスがあるワケもなく、

もしかしたら、僕のためにひっそりとメニューにしていてくれたのかもしれません。

 

高校を卒業した後も、自分の生き方が分からずに、殻に閉じこもって友達との連絡を絶っていた時も、ずーっとその店には通ってました。

 

もちろん、そんなに頻繁に行くこともないですが、

一ヶ月、二ヶ月に1回ふらっと親父に連れられてお店に顔を出すと、そこにはいつもカレーが用意されてました。

 

誰ともしゃべる気もしない、笑うことも忘れてしまったように生きていた時期もそのカレーライスを食べていました。 

 

 

今思えば

僕はどんなに殻に閉じ困っていようが、誰ともしゃべることをやめてしまっていようが、あたたかいご飯を通して、愛情を受け取っていたようです。

 

 

大人になり、

 

だんだんと仕事が忙しくなって、なかなかお店に行けなくなりました。

少し時間を作って、足を伸ばせば通えるのに、なぜか行かなくなっていきました。

 

そんな時に、「そのお店がもう閉まるから」

そう親父から連絡あって、最後に家族で行くことになりました。

 

昔と変わらぬメニューを食べていくうちに、自分の10年はここで支えてきてもらっていたな、そう懐かしくも暖かい気持ちになりました。

 

お会計を済ませて、

店を出ようとした時に、店主が「ずっと店に置いていたんだよ」

そうやって10年前に僕の出した本を持ってきてくれました。

 

その本は、コミュニケーションがヘタクソで、人との距離が分からない当時の僕が、

何か店主にお礼出来るものはないかな?でも、こんな本読まないだろうな?

そう思いながらも、感謝の気持ちとして当時僕が出した「桜、鳴り響く」を店主にプレゼントしたものです。

 

 

口には出さないけど、店主はずっと僕のことを見守っていてくれたんだな、

そう思って目頭が熱くなりました。

 

 

「一番よか男になったな!」

店主はそう言ってお別れしてくれました。

 

 

 

当時の僕は店主のそんな想いには、まるで気付いていませんでした

怖い料理人だな、ってそうずっと思ってました。

 

 

不器用だけども、誰か応援してくれる。

それにはすぐには気付かないのだけれども、受け取ったすべての愛に気付ける日が来る。

 

僕もそんな風に誰かを応援したいし、

みんなの気持ちを受け取っていきたいと思いました。

 

 f:id:c_times:20160922221733j:image

 

 

 

counselingtimes.hatenablog.com

 

 

counselingtimes.hatenablog.com