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カウンセリングタイムズ

『何者か』になる恐れと憧れ、そして女性の愛

 

女性が男性心理を理解しようとする時に、分かりにくい要素の一つとして、

 

男は『何者か』になりたくて、

『何者か』になるのが怖い。

 

というものがあると思います。

(もちろん全ての男性に当てはまるワケではありません)

 

しかし、その部分を理解してあげることは、どんな心理テクニックを学ぶことよりも2人の距離を近付けるのでは?と思うのです。

 

 

なぜなら、その部分(恐れや失敗感、不完全感)を癒せるのは女性のチカラ(才能)だからです。

 

 

『ちいさこべぇ』という山本周五郎の小説があります。そして、それを原作として望月ミネタロウがコミックとしてリメイクしています。

 

主人公は大工の息子。

彼の両親が火事で亡くなってしまい、その家業を再建させると共に、火事で孤児となった子供達を世話していくというお話。

 

主人公はまだ両親が健在の頃に、父親に自分の大学で作った建築模型を一笑されて突然失踪してしまいます。

 

その時のことを、火事からの再建中に回想する場面があります。そして、その心境をこう語ります。

 

 

 

『俺は、旅に出た。

 重要な事は外の世界のどこかにあるんじゃねぇかと考えて、、、

 いや逃げたのかもしれねぇ、、、。

 けど、最近になって色々分かってきたことがある。 

 俺は自分が何者かになるのが怖かったんだ。

 そして、一人で生きていると思い上がっていたんだろう。』

 

 

この『何者かになる』

それを目指しているのに、怖がってもいる。

その心理は分かりにくいかもしれません。

 

 

ハリウッドで最近アメリカのヒーローコミックを原作としている作品を映画化していますが、その作品の多数でも、”主人公がヒーロー(英雄)になることへの葛藤”が描かれています。

 

これはスターウォーズなどの作品にも言えることですね。

 

 

ヒーローは挫折して苦悩して旅に出て、世界を救いに戻ってくるんですよね。

 

 

ヒーローと言わなくても、

『母親を助けるもの』『人から認められるもの』『恥ずかしいと思われないもの』『父親を超えたもの』『女性を守れるもの』『影響力をもつもの』

そんな何者かになりたくて、葛藤しているのかもしれません。

 

 

なぜか葛藤するのか?

分かりやすい言葉で簡単に説明すると、

 

責任やその影響力、失敗から非難されること、本当に自分でいいのか?

 

 

そこには過去の失敗感が影響しているかもしれませんし、

それこそヒーローものの映画を見てもらうと言葉では説明出来ない部分も表現されています。

 

 

その挫折や苦悩を癒して、世界の救世主としてのチカラを取り戻してあげるのが、女性のチカラ(才能)ではないのか?と思うのです。

そう映画で言えばヒロインですね。

 

 

男性の苦悩や挫折の先にある未来を信じてあげる。

 

この無条件の愛というものは、決してフィクションの中にあるものだけではなく、現代の現実の世界でも、パワーを発揮するものではないでしょうか?

 

 

続く

 

①『何者か』になる葛藤 〜僕と父親の関係〜 - counseling times

②あなたの愛の影響力を信じること。 〜男性の恐れを癒す〜 - counseling times

 

 

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