〜怒りを手放す方法〜 その1
怒りを手放すにはどうしたらいいですか?
という質問を時々されます。
パートナーを許すために、親を許すために、
あなたを傷付けた誰かを許すためにどうしたらいいのでしょうか?
まずは、逆説的なことをいいますが、
「無理に許さない!怒りを思う存分に感じること!」
これって大切なことなんです。
世の中に怒りを手放しましょう!という本のタイトルが結構多いですが、
自分の中に沸き上がった感情を無視する必要はないのです。
むしろ変に押さえ込もうとするから、「怒り」の感情がずーっとくすぶり続けてしまうのです。
沸き上がった感情はちゃんと感じてみましょう!
でね。「怒り」という感情は皆さんダメなものと思っていますよね?
でも、それならなぜ「怒り」という感情があるのでしょうか?
親猫は、自分の子供に外敵が近づくとすごい鳴き声をあげて立ち向かっていきます。
すごい怒った表情で。
なぜでしょうか?
それは「怒り」という感情を使って、大切なものを守っているからです。
ここでは親猫は「怒り」という感情を使って、子猫を守っていますよね。
そう「怒り」は大切なものを守るために必要な感情なのです。
じゃあ、なぜ人は怒ってしまうのか?
それは大切なあなた自身を守ってあげるためです!
あなたが傷ついてしまった出来事から、大切なあなたを守ってあげるためです。
だから、その瞬間、瞬間は自分を守るための感情なんだなと思って、怒ってしまった自分に自己嫌悪するのではなく、大切にその気持ちを抱きしめてあげましょう!
ポイントは
「怒りを感じること」と「怒りの感情を持ち続けること」は違うということです。
親猫は外敵が近づいてきた時は、めちゃくちゃ怒りますが、
外敵を撃退して危険が去った後でも怒り続けているでしょうか?
そんなことはないですよね。
理由としては「怒り」の感情を適切に感じて、きちんと使ったから(外敵を追い払うために)ということもあります。
しかし、もう一つの理由は、外敵はいなくなってもう危険は無くなったと理解したからです。
あなたがもし怒り続けているのでしたら、
まだ自分は危険な目にあうかもしれないと、常に臨戦態勢に入っているからです!
もう自分を傷付けるものは近づかせない!としているからです。
でも、それは本当のことでしょうか?
まだ、誰かがあなたを傷付けようとしているのでしょうか?
過去に傷ついたから、また傷つくというのは本当なのでしょうか?
怒りを適切に扱いうまく手放すポイントはここにあるようですね。
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