傷が癒えるスピードにも意味がある。
誰もが今抱えている悩みや不安から、早く抜け出したいと焦るのは当たり前かもしれません。
でも、そのスピードを意識してしまう為により自分を苦しませることになってしまうようです。
昨日と変わらない自分
いつまでも同じ場所で悩み続けているようで
自分だけがみんなに取り残されているようで
心の傷は、目に見えない分、一気に癒されたり、解決したりすることを望んでしまうようです。
でもね。
体の傷のように、じっくりと時間をかけたりリハビリしていくことも大切です。
すぐに悲しい恋愛を忘れたいかもしれません。
すぐにあの人の気持ちを取り戻したいかもしれません。
でもね、体の傷を直すのに、擦り傷がかさぶたになり、それがはげるのに時間がかかるようにその過程も必要なことなんです。
もし、体の傷がすぐに治ってしまうと、
あなたはまたすぐに無茶をして傷ついてしまうと思いませんか?
傷と向かい合っていく中で、
「もう傷つかないためにはどうしたらいいのか」ゆっくりと考える時間が出来ると思いませんか?
そんな風に、今あなたが歩いているプロセス(過程)の意味を考えみてはどうでしょうか?
もちろん、早く解決しようと焦ってもいいし、たまには投げ出してもいいと思います。
でもそんな時に、ついつい「ゴールまでの距離」で自分をはかってしまうのではなく、
「スタートからどれだけ進んだか」を認めてあげてください。
あの一番苦しいところから、ここまでくることが出来た。
そう認めてあげることで、その自信が、喜びが 、あなたをさらに一歩進める力になると思います。
どんな長い道も苦しみながら、悩みながら、
そのひとつひとつの歩みでここまでこれたのですから。
その一歩一歩を誇れるように。