頼られること、甘えられることの嬉しさ、
「甘えられるの嫌じゃない?」
「かまってちゃんだと嫌われない?」
「頼りすぎたら迷惑だよね?」
そんな風に女性から質問されることがあります。(たまに、男性からも。)
基本的に人は頼られると嬉しいものです。
では、なぜ「甘えることが悪い」というイメージがあるのでしょうか?
それはひとつに、
自分が頼るのを我慢しているひとは、人が誰かに頼っているのを許せません。
もうひとつは、
「頼ったり、甘えること」それと「相手をコントロールしようとする」のを同じことだと誤解してしまうからではないでしょうか!?
あなたのニーズや要求を素直に相手に表現することはとてもいいことだと思います。
「手伝って欲しい」
「一緒にいて欲しい」
「話を聞いて欲しい」
でもね、それを断られたときに、
「なんでこんな事もしてくれないのよ!」と怒ってしまったり。
「どうせ私は誰にも受け止めてもらえない」と自分の殻に入ってしまうこともありますよね。
要求やお願いを素直に出来ること、それを断られても素直に受け入れらること。
「あなたのお願い」を断ることと、「あなた自身を否定」していることは違うのです。
相手にも、疲れているときもあるし、ひとりになりたいときもあるかもしれません。
あなたの願いを聞き入れて欲しいのと同じように、
「相手の気持ち」も同じように尊重して下さい。
自分の要求や願いばかり受け入れて欲しいとコントロールすることは、
相手の気持ちや要求を否定することになってしまうからです。
で、ここからが一番言いたかったことです。
甘えられると人は嬉しいです。頼られると幸せです。
赤ちゃんがなぜあんなに愛されるか?
自分に出来ないことを全力で頼ってくれるからです。
もし生まれたての赤ちゃんが
「自分でお尻も拭けない甘えん坊ですいません」
「寂しくなると、すぐに泣いてしまっていつも申し訳なく思ってます。もう自分は生後二ヶ月の大人なので、これからは泣きません 」
っ言ってきたら
全力で甘えいいよって抱きしめてあげますよね。
赤ちゃんと私は違うって思ったかもしれません。
でも大切なことは、「自分一人で出来ないことは頼られると嬉しい」ってことです。
自分でも出来る事を誰かに頼ると、いい大人なんだからって思われるかもしれません。
でも、あなたは「自分一人では出来ないこと」を頼れてますか?
『あなたのもう一人ではどうしようもない寂しさや不安、くやしさ』を誰かに頼って受け取ってもらってもいいんじゃないですか?
「ずっと一人で抱えてきた問題」に誰かと一緒に立ち向かってもいいんではないでしょうか?
素直に頼ることは勇気がいることかもしれません、
甘えることも、すっごく勇気がいるかもしれません。
でもあなたが頼ったり、甘えることは、
誰かの気持ちを暖かくすることでもあるのです。
counselingtimes.hatenablog.com
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