誰に向けて叫んだ愛だったのでしょうか?
『離れている、
そう
距離を感じるほどに
あの人を
愛している』
パートナーでも、元カレでも、恋人でも
友人でも、家族でも、
好きな人でなければ距離を感じません。
そもそも距離というものを意識しません。
それは物理的に離れていることでもあれば、
心理的に、心の距離が離れていることもあります。
会えなくて寂しい、連絡が来なくて寂しい、
理解して欲しい、なんで分かってくれないの、
素直になれない、どうしたらいいの?
これらの想いは、大切な人だからこそ感じます。
小学校時代のクラスメイトや、昔のバイト先の仲間に対して、
住んでる場所や、自分の気持ちを理解してくれないことに、
なんとも思わないでしょう。
それならば
あなたが今感じている感情、
怒りだったり、寂しいや悲しみは、
実は「愛」という感情そのものではないでしょうか?
嫌いな相手、どうてもいい相手にもそれらの感情が出てくるかもしれません。
でもそれは自分が自分を大切にしたいという「愛」
に気付かせてくれるサインかもしれません。
「愛」という感情を
悲しみや怒りというフィルターで見えなくしてしまうから、
物事を複雑にしてしまうのかもしれません。
今起こっている様々な問題の、
その解決のヒントは
「すべては愛情だっだ」と
気付くことかもしれません。
「心理学」と聞くと、学問のような座学で昔の文献を読んだり、ややこしい専門用語や、分析能力、心を操るテクニックみたいなものをイメージしてしまうかもしれません。
確かに、「心理学」にはそうゆう一面もあります。
しかし、『人の心を癒す』という意味においては、
「心理学」は
自分がどのように愛されてきて、
自分はこれからどのように愛していきたいか?
過去に起こった出来事、
今向かい合っていること、
出会ってきた人々の気持ち
それを新しい側面から見て、理解することで、
「愛すること」に触れて、知って、感じるためのものです。
もしあなたに起こったすべての出来事が、
悲しい経験、
まだ許せないほどの怒り、
辛かった日々
それらは、
本当はあなたの「愛」に気付き、教えてくれるものだったのかもしれません。
今はきつくてそう思えないかもしれません。
しかし
あなたの
寂しさ、悲しみ、怒りは
誰に向けて叫んだ愛だったのでしょうか?
怒りのままじゃ伝わらない愛、
悲しみのままじゃ受け取れない愛、
それを新しい形で伝えて、受け取っていくことで前に進める光が見えてくるかもしれません。