相手が抱えている荷物の、どれを持ってあげるか?
私たちは身の回りの人を助けてあげたい時に、
「どんな声をかけてあげたらいいのかな?」
「どんなことをしてあげたらいいのかな?」
と分からなくなってしまうことがあります。
家族や友達、恋人、知り合いがスーパーから、たくさんの荷物を抱えて出てきたところを見ると、
あなたは荷物を持ってあげようとしませんか?
そこで、一番大きな荷物も持ってあげる必要はなくて、
自分が持てる荷物を持ってあげたらいいんですよね。
それだけで、相手は楽になるんですよね。
例え大きな荷物を持ってあげれなくても、
小さいな荷物がなくなることで、相手は大きな荷物に対して少し余裕ができるからです。
これは心や目に見えない問題でも同じではないでしょうか?
無理矢理あなたの持てない荷物を持つ必要はありません。
持てる荷物だけ持ってあげるように、
あなたに出来ることだけをやってあげたらいいんです。
相談されたあなたも、
誰かを助けたいと思ったあなたも、
自分の荷物を抱えているかもしれません。
だから、自分が持てなくなるまで、荷物を持つ必要はありません。
自分も荷物をたくさん持っている人に、
「荷物を持つよ」って言われても、素直に相手は喜べませんよね。
まるで、溺れている人が、溺れている人を助けるみたいに。
まずは、自分をしっかりと立て直すことから、
それが相手を助けることや、楽にしてあげることにつながります。
自分の荷物を減らすことも、
相手を楽にしてあげることになるのです。
大きな荷物を持ってあげられなくても、
その気持ちだけで相手が楽になることもあるのです。