私たちは誰かと出会う度に、新しい自分と出会っていく
恋愛でも、友人関係でも私たちはその関係に執着しすぎてしまうことがあります。
苦しい恋愛でも彼に執着してしまう。
別れた恋人のことをいつまでも忘れることができない。
うまくいかない恋愛の時に、
「彼を手放しましょう。」「彼を手放せるくらい愛していますか?」
というアドバイスをカウンセラーがしたり、また「引き寄せの法則」などの本にそんな風に書いてあったりします。
なぜ苦しい想いをしながらも、その恋愛に執着してしまうのでしょうか?
約束を守ってくれない、自分のことを放っておく、そんな彼に執着してしまうのは、
あなたの無価値観を再確認するためかもしれません。
「親に理解してもらえなかった、愛されなかった」という思い込みがあるのならば、
それを確認するために、親の代わりに、彼や異性を使っているのかもしれません。
彼と自分との関係を見直すために、
まず自分自身の過去の思い込みを見つめ直すために、
「今の自分と彼の関係」を一旦手放すことが必要になってくるのではないでしょうか?
「手放す」ことがあなたにとって、もう二度と帰ってこないと思ってしまうかもしれません。そして本当に執着してしまっているのは、今までの思い込んだ自分の価値感かもしれません。
しかし、その彼との関係
その出会いから手放すというプロセスを経て
あなたの自分自身を見つめ直すきっかけになるために
あなたを過去の思い込みから解放させるために彼という存在に出会えたのかもしれません。
「彼を手放す」ということは「過去の自分を手放す」ということかもしれません。
私たちの人生は人の出会いによって様々な変化があります。
人との出会いを通じて私たちは、まだ見ぬ自分の新たな一面と出会っていくのかもしれません。
人との出会いは新しい自分との出会いでもあるのです。
彼を手放すことは、
「今までの自分」を「新しい自分」に生まれ変わらせてあげることかもしれません。
そして、その新しい自分で、彼と再び向かい合うことで、
これまでと違った関係を築けてうまくいくのかもしれません。
悲しい出来事との出会いも、つらい出来事との出会いも、時にはあるかもしれません。
その出来事を悲しいままにしとくのか?
つらい記憶のままにしとくのか?
それとも、その出来事を通じて、新しい自分と出会うきっかけにするのか?
過去の自分を手放して、新しい自分と出会っていく。
そう決めた時に、私たちの今までの出会いは
幸せの方向へと進ませてくれるギフトになるのかもしれません。