その人の今に向かい合い、過去を癒し、未来を想像すること
あけましておめでとうございます。
日本ではカウンセリングという言葉を耳にする機会があっても、実際にカウンセリングを受ける方はまだまだ少ないようです。
形の見えないものなので、
分かりにくいのかもしれません。
「単純に話を聞く」といっても、それで効果あるの?意味があるの?
そう思ってしまうかもしれません。
つい私たちは誰かに質問や相談された時に、
目の前の人を見ずに世間一般的な回答や常識的な回答をしてしまいます。
しかし、それでは何の解決もしない気がします。
何よりも目の前の人の気持ちを無視してしまっています。
私たちは今その瞬間、目の前にいる人が分かって欲しい想いは何か?
聞いて欲しい想いは何か?
それと向かい合って、何度もお互いを確認しながら
共感したり、受け入れたりを繰り返し、目の前の人と新しい未来を創造していきます。
カウンセリングは、過去を癒すことでもあり、未来を創造することではないでしょうか?
100人の内に99人が納得しても、
今目の前のいるたった1人が納得しなければ意味がありません。
そう書くと難しく感じるかもしれませんが、
今目の前にいる人をしっかりと見つめること。
ただそれだけです。
そして、自分自身の傷や疲れ、恐れに入らずに、
「自分は我慢してきたから、お前も我慢しろ」ではなく、「自分は我慢してきた、耐えてきたからこそ、目の前の人をもっと楽にしてあげたい」そんな気持ちで向き合うこと。
あなたが恐れを手放す必要はありません。
例え怖れや不安を持っていても、相手を見て、一緒に前に進めること。
それが大切なのではないでしょうか?
カウンセリングという言葉を使うと仰々しく感じるかもしれません。
しかし、このことは親子関係、恋人、友人、そのすべておいて大切なことだと思います。
その人の今と向き合って、過去を癒し、未来を創造すること。
僕もそんな人になれるように、日々努力していきたいと思います。
新年の挨拶として、これを胸に頑張っていきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。