counseling times

カウンセリングタイムズ

自分の傷を愛してあげる

 

 
 
私たちは誰かにならったワケではないのに、
 
 
子供がお腹が痛いと言った時に、優しく手を添えてあげます。
 頭をどこかにぶつけた時に、そっと頭に手を添えてあげます。
 風邪を引いたり、出産の時に、手を握ってあげたりします。
 
 
 
私たちは誰かが傷付いたり、一人で頑張ろうとしている時に優しく手を添えます。
それが科学的な根拠がなくても、誰かのために優しく手を添えるという行為をします。
 
 
 
 
 
これは心の傷にも言えることではないでしょうか?
 
人それぞれに過去があり、分かってあげられないこと、どうしたらいいかわからないこと、一生懸命に相手のことを考えても答えや解決策がでないこと、代わりに頑張ってあげられないこと、があります。
 
 
 
 
でも、それでも私たちには傷口に手を添えるように、
相手の心に優しく手を添えることが出来るのではないでしょうか?
 
 
私たちは問題や困難に出会った時に、
解決や答えを求めているのも確かなことですが、
 
 
本当は自分の気持ちに、心に、優しく手を添えてくれる人を待っているのかもしれません。
 
 
 
 
 
そして誰かの心に手を添えて暖めてあげている時に、あなたの心も同時に暖まっています。
 
 
 
子供のお腹に手を添えた時に、
あなたもそうされたことを思い出すように、
その子を愛しく想う気持ちに満たされるように。
 
 
 
あなたが誰かに心に手を添えてあげた時は、
あなたの心が優しさと愛おしさで満たされる時でもあるのです。