過去をあなたを縛るものから解放させる。
『弱い人の立場を知るために、
これまで傷付いてきたんだから、
もうこれ以上、傷付く必要はないよ。
あなたは本当は強い人だから、
それを優しさに変えて誰かを救うために使って、
もう過去を悲しむこともないわ』
これは心理学を学ぶ先輩でもあり、友人でもある方がくれた言葉です。
人生を生きていくなかで
自分の力ではコントロール出来ないことや、予想もしないことが起きることがあります。
あなたがどんなにまっすぐに正直に生きていても
突然誰かに傷付けられたり、親しい人に裏切られたり、
どうすることも出来なくて、どうしたらいいか悩み眠れなくなることもあります。
そうなった原因を考えて、自分を責めて、相手も責めて、
それでもやりきれない気持ちを抱えてしまう。
そして、その出来事をきっかけに、過去の悲しみを理由に、
新しい一歩を、明日への一歩を、自由に歩むのが怖くなるかもしれません。
しかしもうすでに起こってしまったこと、過去の出来事は変えることができません。
冒頭の言葉は、
そんな過去を抱えて、今を自由に生きれない僕にかけてくれた言葉です
この言葉が正しいかどうかは分かりません。
ただ正しさよりも、大切なものがあると思います。
この言葉をかけてくれた友人の優しさ、想い
そして何よりも起こってしまった出来事をどんな風に解釈するかは、自分で自由に決めていいのです。
それなら
その過去の出来事の見方をあなたの勇気や優しさに変えられるように
選択してもいいのではないでしょうか?
僕はこの言葉をもらった時に、
立っていられないほど涙を流しました。
自分を理解され受け止めてもらい、
初めて過去から自由になれた気がしました。
あなたも
過去を「今のあなた」を縛るものから未来の自分を自由に解放させるものへと、
その意味を新たに受け止めてみるのもいいかもしれません。