きっと誰もが誰かに応援されている。
私たちは、普段、
人から応援されていることをなかなか実感できません。
野球選手や芸能人なら、その応援を肌で感じやすいかもしれませんが、
でも、
私たちはずっと誰かに応援されて生きてきました。
今ここにそうやってあなたがいるのも、
本当は誰かがあなたの人生にそっと力を、手を、添えてくれたからです。
昔、お寺のお坊さんが捨てられた子供の話をしていたことがあります。
「親がお前を捨てたことを憎んで生きるのか?
しかし、今ここにお前が生きているということは、
誰かが絶え間なくずっと力を貸してくれたからだぞ。
人生には、二つの側面がある。
お前には、自分には価値がないと捨てられたと思うこと、
それと同時に、
お前が大切にここまで生きてこれたのは、
お前の価値を見てくれた人がいるということ。
そのどっちを選ぶかは、自分で決めなさい 」
人生に物語の中で、
僕たちは悲しい側面にスポットを当てれば悲劇になります。
しかし、見方を変えれば、
大切な何かを気付かせてくれるきっかけになるのではないでしょうか?
映画「バケモノの子 」を見ました。
細田守監督の作品は、その繊細な感情の描き方や、人が自分自身に課した壁と向き合いそれを乗り越える時の熱量の美しさにいつも感動します。
いつかお坊さんがしてくれた話をここで書こうと思っていたのですが、
なかなか機会がありませんでした。
でも、この「バケモノの子」を見て、
改めて誰もが、誰かに応援されているんだということに気付きました。
悲しみの側面だけを見れば、
まるで、この世界に一人ぼっち。
そんな孤独に包まれてしまいますが、
もし、あなたの意欲次第で、
誰かの優しさや、暖かさを感じようと思ったその瞬間から、
あなたは一人じゃないと気付くことが出来るのではないでしょうか?
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