チャレンジするからこそ自分が見えてくる 〜ファインディングドリーを観て〜
【ファインディングドリー】を見て来ました。
前作の【ファインディングニモ】の続編です。そのアニメーションで作られた海の美しさにも目を奪われるのですが、そのストーリーも美しいものでした。
ファインディングニモは、ニモ(カクレクマノミの子供)とはぐれてしまった父マリーンが物忘れの激しいドリー(ナンヨウハギ)と共に広い海を冒険しながら探しに行くというストーリーでした。
その続編のタイトルが【ファインディングドリー】
この続編はドリーが自らの家族のことを思い出して彼らを探しにいくストーリーです。
タイトルからすると【ファインディングニモ】が、ニモを探しにいく旅だとすると、
【ファインディングドリー】は、ドリーを探しに行く旅!?探すのはドリーの家族ではなくて!?
このタイトルに隠された秘密こそがこの【ファインディングドリー】の素晴らしいところです。
自分とは!?自分らしさを探していく旅
自分の好きなように生きること。
自分らしいことを選択していくこと。
このブログでも何度も書いてきましたが、「簡単にそれが出来たら苦労しないよ」「自分が本当に好きなことって!?分からない」「したいことってよく分からない」そんな声が聞こえてきます。
何かに挑戦する前に自分のやりたいことって実は分からないんですよね。
何かを選ぶ前に自分らしい選択も実は分からないんですよね。
何かを選んで、何かにチャレンジしていく中でしか、
自分の好きなもの、選択していくものを知ることは出来ないんです。
好きなことが分かるから、したいことが見つかったから、チャレンジしていくのではなくて、チャレンジしていくから自然と分かっていくんですよね。
自分に要らないものは、削ぎ落ちていく
たくさんの経験や物事を知るなかで、自分に必要ないものは自然を無くなっていくんです。
でも、なぜか自分は不幸になる選択や苦悩の道を選んでしまっているような気がしてしまうことがあります。そして、何をしていいか分からなくなってしまう。
これはある意味失ったものを取り戻そうとしてしまっているからです。
「自然に無くなっていくものを、歩みを止めてまた拾おうとしているからです」
だからこそ同じループにハマって抜け出せなくなるか、足を止めてしまうかになってしまう。その状態が自分のしたいことが分からない。自分の好きなものが分からない。になってしまうんですよね。
【自分に必要ないものを知ること】それが【自分らしさを知ること】でもあるんです。
欠けているのではなく、必要がないから持っていないのです。
この【ファインディングドリー】はそのことを美しい映像とファンタジー、ちょっとしたユーモアを交えて楽しく教えてくれます。