Q&A 40『何がこわいのか、何でこわいのか上手く説明できない。 』
Q 何がこわいのか、何でこわいのか上手く説明できない。 何を助けて欲しいのかも分からない。 だから何て伝えたら良いか分からない。 こわいって事しか分からない。 でも1人でどうやってやり過ごしたら良いか分かりません。 自分の気持ちくらい、自分で面倒みれるようになりたいのに。 1人で居たら押し潰されそうだけど、1人で居るしかない時ってどうしたら良いんでしょうか。
A 『 怖い』ということは、目をつむってしまっている状態と同じなんですよね。
「怖い」から「分からない」のではなく、「目をつむって、見えないようにしているから、怖い」の方が正しいのかもしれませんよ。
正体の分からないものは、怖いんですよね。
お化けや幽霊と感覚的には似ているかもしれませんね。
相手の正体が分からないから、怖いんですよね。
道ばたや暗い帰り道に、いかにもテレビや雑誌の特集に出て来そうな、幽霊の格好をした人が突然出て来たら、かなりビビってしまいますよね。
幽霊の格好している人が、知り合いでハロウィンの仮装していると分かったら、怖くも何ともないですよね。何なら一緒に写メを撮ってSNSに投稿しているかもしれませんね。
『怖い、怖い』と目をつむってしまっていたら、目の前にあるものが何かは見えてこないんですよね。
怖いという蓋で、何を隠してしまっているのか?
質問の中にもあるように、怖いという《重し》で何かを踏みつぶそうとしているのかもしれません。
今の感覚って「痛い」という感覚に似ていると思うんですよね。
理由が分からないけど、胸が張り裂けそうという感覚。
胸がズキズキと音を立てているような。
でも、そんな時に一人で乗り越えなきゃいけないってルールはないんですよね。
頼ってはいけないと思ってるかもしれません。
頼れる人はいないって思っているかもしれません。
みんな一人で自分の感情と向き合っていると思うかもしれません。
もう誰も信じられないと思っているかもしれません。
でもね、一人で耐え抜くしかないって決まりはないんですよ。
もし、今あなたの心が重く痛く張り裂けそうなら、
それは『あなたの大切なもの』に、「怖い」という《重し》を乗せて押しつぶそうとしてしまっているからです。
そうなんですよね。
「怖い」の先に、その蓋をどけた中にはあなたの『大切な想い、感情』が詰まっているんですよね。
「怖い」を飛び越えてあなたが目を開き見るものは、恐怖の対象ではなく、あなたが大事にしている宝物なんですよね。
怖いと思って目をつむり続けていたら、余裕がなくなります。
道を目をつむって歩いていくようなものですからね。
緊張して、疲弊して、カラダがガチガチに固まってしまいます。
こんなことを言われても頭では理解出来るけど、
実際にこの「怖い」という感情はどうしたらいいの!!?
そんな気持ちも出てくると思います。
でも、もし怖いという感情から少し抜け出して、
あなたの大切なものが見ることが出来たのなら、何が見えるでしょうか?
どんな気持ちでしょうか?
それは暖かな気持ちでしょうか?
信頼出来る人がいない。
私には自信がない。
孤独に感じてつながりがない。
何かが無くて、失って怖いと思っているのなら、
目を開くことでしか、無くしたものは見つけることが出来ません。
少し勇気を出して、
あなたの大切なものに目を向けてみませんか?