頑張っても無くならない不安と焦る理由
どんなに頑張っても無くならない焦燥感を感じたことはありますか?
頑張って働いているんだけど、なぜか充実感がない。
優しくしてあげたい、誰かの役に立ちたいと思っているんだけれども、
「私何をやっているんだろう」とふと思ってしまう。
なんだか生きる目標も見つからないまま、今していることで本当に合っているのだろうか?
自分の方が一生懸命やっているのに、そんなに頑張ってもいない人の方が評価されている。
そんな人の方が人生をエンジョイしている。
不安、焦り、無意味感を感じてしまうことはありますか?
これを感じないように仕事の予定を詰めてハードワークになったりしていませんか?
この焦りの正体は一体なんでしょうか?
こんな風に不安や焦りが大きくなると、
余計に頑張ろうとするのですが、なぜかやりがいや充実感が手に入らなくなっていくんですよね。
一生懸命しているのに、誰からも評価されてない。
ゆくゆくは自分の手におえる範囲を飛び越えていっぱいいっぱいになってしまう。
もうそこでは電池の切れたようにココロもカラダも動き出せない。
頑張れば頑張るほど、見えない糸に絡まっていくように、
焦れば焦るほど、自分の力ではどうしようもなくなっていく。
この正体を確かめるために、この質問に答えみてください。
「あなたが今やっていることは誰のためにやっているでしょうか?」
「それは本当にあなたがやるべきことでしょうか?」
なぜ、このような状態になるのか?
それはあなたが自分以外の荷物を背負いすぎてしまっているからです。
あなたは優しくて、思いやりがって、責任感も強い人ではないですか?
「いえいえ、、、」って声を聞こえてきそうですが、きっとそうだと思います。
荷物って何!?
目に見えるものなら、それを下ろすことも容易いですが、目に見えないからどうしたらいいか分からない。荷物を抱えすぎていることにも気付かないんですよね。
ちょっとこれお願いしてもいいかな?
これくらいなら出来るでしょう。
あんまり母さんに心配かけないでね。
そうやって、期待や責任を背負っていくんですよね。
本当に些細なことですが、あなたはどれもこれも背負ってしまうのです。
心配かけないように、
迷惑かけないように、
役に立てるように、
大人としてしっかりやれるように、、、
でもね、それは本当にあなたが背負うべきものなのでしょうか?
そして必要以上に荷物を背負い込んでしまったあなたは、自分の荷物をどこかに置いていってしまったようです。
自分の荷物を背負って運んでないのに、
他人の荷物をいくら忙しく運んでも、あなたには充実感はあまりないですよね。
あなたが背負ってしまった荷物は、
実は人に返しても大丈夫なものばかりなんですよ。
なのに、あなたはパンクオーバーして、何も運べません。
電池が切れてしまいましたって状態になるまで、他人の荷物を背負い運んできます。
1回全部手放して休んでいるように見えても、
あなたは自分の荷物を背負いなおすのでなく、また他人の荷物を背負ってしまうんですよね。
しかも、休んでいるくらいなら早く荷物を持たなきゃ、
遊んでいるくらいなら、荷物を運ばなきゃって焦ってしまうんですよね。
1回ご破算にしてしまったから、もっと頑張らなきゃ、
今までの分を取り戻すために、もっと弱音なんて吐いてられない。
もっと強くなって、出来る人にならなければ。
迷惑をかけないようにしなきゃ
そうやってまた人の荷物を背負い込んでしまいます。
その繰り返し繰り返しで、自分の荷物がどこにあるのか?何であったのかさえ分からなくなってしまいます。
「あなたの本当にやりたいことは何ですか?」
この質問にすんなり答えられる人は少ないかもしれませんね。
まずは、このメカニズムに気付いてみてください。
私は何を背負っているのだろうか?
それは本当に私が背負うべきものだろうか?
私がしたかったことは?
そうやってゆっくりと何度も考えてみるのがいいかもしれません。
すぐに答えられる必要はありません。
何度も繰り返して、自分で気付いていくことが必要なんです。
ゆっくりと、何度も、毎日寝る前に自分に聞いてみるのもいいかもしれません。
そのうちにふと自分の背負っていくべきものが見えてきます。
気付いたら他人の荷物を下ろして、その人に返すことが出来ています。
焦らずにゆっくりとです。
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