『生きよう』より良く。
『文章は毎日書きなさい』
これは何年ぶりだろうか、
仕事の都合で二人きりで30分ほどドライブすることになった親父が急に言ったセリフである。
もちろん親父はこのブログを読んでる訳でもなく、ましてやブログの更新をしばらくやってなかったことなど、知る由もない。
遺言のような、金言のような言葉は
仕事がら文章を書いてきた親父の、還暦を6年過ぎてもう若い時のように文章を書けなくなった言葉の重みが深く心に響く。
親子とは不思議なもので、他人はただの会話の一片にしかならない言葉が、
強く心に絡みついて離さないことがある。
人は1万時間費やすとその道のスペシャリストになれるようだ。
文章を何十年も書いてきた親父は文章のプロ(それで飯を食う)ではなくても、文章のスペシャリストだったのかもしれない。
何が言いたかったというと、
文章を稚拙ながらも毎日書くようにしよう。
と改めて決意した。
親父の些細な一言が背中を押してくれた。
『もっと、頑張れよ』
そう大きな手のひらで前に進ませてくれた。
人生は何か大きな存在に生かされてると感じられることがある。
もう少しで大きな事故に繋がりそうなところで救われたり、出会うべくして出会う時に人や本、言葉に出会う。
見えない力が、『生きなさい』と応援してくれているように。
しかし、それは普段感じられないだけで、
もしかしたら親父や母親、脈々と受け継がれてきた祖先の想いだったのだろう。
私たちは生きていく。
そして、生かされていく。
そこに感謝のようで、使命のような力強く熱い気持ちが湧いてくる。
『生きよう』
より良く。より優しく。
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