めんどくさがりな私でも過去に向き合える方法
子供の頃、学生の頃、
その当時に抑圧してしまった感情が大人になった今でも生活に影響してしまうことはたくさんあります。
両親がケンカばかりしていたら、結婚に対して良いイメージが持てなかったり。
学生の頃にいじめられた経験から、人のコミュニケーションがうまく取れなかったり。
その時の感情や想いを解放させることが出来れば、
その当時のことが影響することは少なくなっていくのですが、なかなかツラい、キツいと思っている経験と向き合うことは難しいですよね。
当時の気持ちを誰かに話せると楽になりますよ。
紙に書いて当時自分がどんな気持ちか振り返ってみましょう。
そう提案されても、なかなか気持ちが進まない人もいるのではないでしょうか?
また、自分では抑圧してることを忘れてしまっている場合もありますよね。
『パトーナーが欲しいけど、なぜか気持ちが進まない。』
そんな風に何かがブレーキになっていることを分かるんだけど、何がブレーキになっているのか分からないということもあります。
そんな時は、いつの?どの?感情と向き合えばいいの?という疑問も出てくるかもしれませんね。
今は本とノートが一緒になった書き込み式の<気持ちと向き合うためのレッスンブック>などが、本屋に行けばたくさん置いてあります。
しかし、僕も三日坊主なので、なかなか最後までやり通したものはありません。
そんな人にオススメなのは、その当時に好きだったもの(音楽、食べ物、遊び、街、本、映画)に触れてみることです。
自分が抑圧してしまった嫌な感情と向き合うのに、何も嫌な記憶(出来事、モノ)ばかりを掘り起こさなくてもいいんです。
僕も先日、小学生の頃に遊んでいたカードゲームを電気屋さんで発見して18年ぶりに買ってみました。
子供の頃に友達と遊んでいた想い出が蘇ってきたのですが、何とも言葉に出来ない感情や想いも心の片隅に感じられたんですよね。
お小遣いを必死に貯めて買ったこと、
カードゲームに夢中で、門限を破って怒られたこと、
部活や勉強が忙しくなってきて、だんだんと遊ばなくなったこと、
当時の家の様子や、学校の雰囲気
色んな想い出と共に、お母さんの表情や空の景色、友達の雰囲気など浮かんできて、
何とも言えない気持ちが込み上げてきました。
その感情や想いは、意識的に向き合おうとしても思い出せないモノたちでした。
僕は学校を途中から行かなくなった経験があるので、大人になってからも母校に近づきづらかったのですが、何年か前にふと母校を訪れた時にも同じような感覚がありました。
失恋をしていた時に読んだ本を読み返す。
頑張っていた時に励まされた音楽を聞いてみる。
昔、そればっかり食べていたというお菓子を大人買いしてみる。
好きだったアニメを久しぶりに見てみる。
通学路を歩いてみる。
『めちゃくちゃやる気を出してやってみる!!』というよりも、『なんとなくふとやってみる』という感じでいいと思います。
昔読んだ本をパラパラめくってみる感覚で、
あなたの人生のページをパラパラめくってみる。
そうすることで、あなたの未来のページも開けていくのかもしれません。