許可を与えていく豊かさ
私達は子供から大人になっていく成長過程で、様々な我慢と禁止に出会い身に付けていきます。
欲張りになってはいけない。
空気を読まなければいけない。
自分の事は我慢しなければいけない。
人の事を優先するべきだ。
幸せになってはいけない。
恵まれてはいけない。
目立ってはいけない。
調子に乗ってはいけない。
泣き声と共にこの世に誕生した私達が、その数年後?に出会う言葉が
“泣いちゃいけない”
というのは、少し面白おかしく感じますね。
両親や学校、社会、
先に大人になった人生の先輩から与えられるのは、我慢と禁止ばかり、、、
ルールやマナーという言葉にも置き換えられるかもしれませんが、どこでも泣いて、いつでも笑って、何でも許される。
そんな赤ちゃんの時代からすると、窮屈すぎる見えない鎖に思えるかもしれません。
何も“あなたを制限する為に”というわけではなく、
社会で円滑に生きていく為のルールであったとしても、私達は知らず知らずにたくさんの我慢や禁止を覚えていきます。
(もちろん、それが悪いことばかりだというわけではありません。)
大人になって要らなくなったルールも、
何故か手放せなくなってしまうものがあります。
こんな風に両親に育てられたから、
ずっとそうやって生きてきたから、
不必要な自分を苦しめるルールでも、
捨て去るのに後ろ髪を引かれてしまいます。
しかし、大人になった私達は自分自身に、【許 可】を与えることも出来るのもまた一つの真実です。
子供の頃に授かったルールを、
子供の頃の気持ちのままに、それを覆そうとするのはたくさんのエネルギーがいります。
子供の頃に大人から授かったルールから
今はあなたが一人の大人として、自分自身に【許可】を与えてあげる。
ポイントは、
一人の大人として、子供の頃に授かった要らないルールから、子供の自分を解放させてあげること。
そう考えると、
大人の階段を登っていくことは、禁止や我慢を覚えていくことでもあり、実はその反対に自分に許可を出していけるようになることなのかもしれませんね。