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カウンセリングタイムズ

『しちゃいけない』の禁止に裏側にあるホントウのキモチ

 

禁止の裏側にあるもの

 

浮気しちゃいけない!浮気しちゃいけない!浮気しちゃいけない!

 

そうやって禁止している人の頭の中はどれだけ【浮気】という言葉に支配されているでしょうか?

 

食べちゃいけない!食べちゃいけない!食べちゃいけない!

 

そう思っている人は、どれだけ【食欲】に心を占領されているでしょうか?

 

怒ったらダメ!怒ったらダメ!優しくしないと!

 

そう自分に言い聞かせている人は本当に怒りを手放せているのでしょうか?

 

脳に否定系はないらしく

『アフリカにいるゾウのことを想像しないで下さい』

と言われて、真っ先に想像してしまうのはゾウのことです。

 

「しないで」と(禁止)されているのに関わらずに速攻で

パォーンと想像してしまうのです。

 

 

禁止しているつもりが火に油を注いでいるかもしれません。 

 

『危ない!そっちにいってはダメ』と言いつつ、

キャンプファイアーに天ぷら油をぶちまけているようなことしているのかもしれません。

 

でも、自分では消化器や水のバケツを持っていっているつもりなんですよね。

 

期待している結果や効果とはまったく違う行動を、やってしまっているという事が多々あります。

 

しかも、それに気付いた時は、もう最悪の事態をやらかした後だったりします。

 

 

自然な状態と言いますか、一番いいのは、

禁止しなくても「やっていない」という状態ではないでしょうか?

禁止する必要すらもない状態。

 

禁止するのにも、心のパワーがいりますからね。

パワーが余計に必要なことってのは、不自然な状態かもしれません。

 

人って自分の中にある不自然なものがあると落ち着きませんので、

余計あれこれと力が入ってしまって、より複雑な不自然さを作り上げてしまいます。

 

シンプルに戻る、

 

そうゆう時は、

シンプルな質問を自分にしてあげてみてください。

 

三歳くらいの子供になって気分で。

 

『浮気ってダメなの〜?』

『彼の(彼女の)こと好きでないの〜?』

『それって本当なの〜?』

『誰が言ってたの〜?』

 

『なんでこんなに食べたいの〜?』

『なんで不安なの〜?』

『本当に不安なの〜?』

『絶対食べちゃだめなの〜?』

 

『本当は怒りたいの?』

『相手をこらしめたいの〜?』

『話を聞いて欲しいの〜〜?』

『本当は仲良くなりたいの〜?』

 

 

不自然に力が入っていたものが、

するするとカタチを変えていく実感が出てくると思います。

 

複雑なココロモヨウを解決するのは、ムズカしい質問ではなく、

優しいシンプルな質問なんですよね。

 

ホントウの気持ちが分かれば、

無理矢理禁止する必要もなくなっていきます。

 

本当にしたいのは浮気ではなく、

寂しいとコミュニケーションすることだった。

 

食べたいのではなく、

認めて欲しかったんだ。

 

怒りたいのではなく、

もっと自分を分かって欲しかった。

 

 

そんな風に、

禁止するよりも別の道というのが見えてきます。

 

そこに踏み出すのに必要なのは、ちょっとした勇気だけですから。

 

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