感謝という助け方、助けられ方
母は昔から人から相談を受けることが多く、(4人の子供を育てた母親としてたくましく見えたのかもしれない)今でも趣味の五行歌やマッサージ(される方ではなく、する方)の合間に相談を聞いてあげて、俺より忙しいのでは?と思ってしまうほと。
僕が小学生くらいの時から、もう20年近いのかな、母は心理学も勉強しているにも関わらずに、今だに新しい本を買ってきては、『こんな発見があってね〜』と僕にレクチャーしてきます。
母は相談でお金を稼いでるというワケではないのに、本当に好きという理由だからこそ、こんなにも新鮮な気持ちで続けられているんでしょうね。
欲張りな?感謝の作法
その母が、先日
『私ね、今まで人の話を聞いててさ、
「あー、そんなツライことあったのね〜」「あんた頑張ってきたんだよ」って、うんうん聞いててさ、「でも、そこから感謝出来ることがあるのよ」とか「お父さんに感謝出来るといいね」って、
その本人が感謝の気持ちで、嫌な出来事や思い出を手放せるように言ってあげてたんだけどさ、
なんかね〜、最近はね。
別にその相談してきた本人が感謝出来なくても、私が感謝しちゃえばいいじゃんって思って、
会ったこともないし、見たこともないのけど、相談してきた人の両親やパートナー、職場の人に毎朝「ありがとう」って感謝するようにしたの。』
と、言っていて、
相談者が楽になったか?気になるより先に、母が人一倍また元気になっているのを目の当たりにして、びっくりしました。
『その人が自分で親とかに感謝出来るようになるのがいいかもしれないけど、出来ないなら私がしても良くない?』
ぶっ飛んだ理論に聞こえるかもしれないけど、
僕はそれでいいのかな〜と思う部分もあるのです。
本人じゃなきゃどうしようない問題ってあると思うんですよ。
パートナーが両親に恨みを持っていたり、会社の上司と上手くいかなかったり、、、
『相手に感謝したら?』と提案はしても、実際には感謝するのか?は本人の問題なんですよね。
ただ、そこで強制もせず、諦めることもせずに、
相手の分まで自分が感謝してみる。
母曰く、
『感謝しても、損することなんてないわよ』
らしいのです。
人の分まで、
欲張りに感謝している母が言うので、間違いはないでしょう(笑)
パートナーや家族、友達、同僚、
そんな人たちをどうやって楽にしてあげたらいいか分からない時があるかもしれません、
何て言ってあげていいか分からない時があるかもしれません。
そんな時は、その友達、そのパートナーが、
感謝したくても出来なかった相手に、あなたが感謝してみるという応援の仕方があるのかもしれませんよ。